【報告】40回CoCoサロン北九州Link福祉施設(福岡県:3/9開催)
終了 最終更新日時:2019/05/22
第40回 CoCoサロン北九州Link福祉施設 報告
■開催日:2019年3月9日(土)13時~19時
■開催場所: 北九州市立小倉南障害者地域活動センター
■参加人数:28人 (福祉施設(障害)16人・福祉施設(高齢)2人・社協3人・行政1人・障害者スポーツセンター職員2人・NPO4人)
■テーマ:「ボランティアを受け入れる…これからの福祉施設」~ボランティアさん いて当たり前になってませんか?~
■ファシリテーター:京都光華女子大学 石井祐理子 さん
参加者は5~6名のグループに分かれて着席し、基本グループでのワークショップを中心に行っていきました。
●ボランティアについて
まずは、「ボランティア」について、どんなきっかけで始めたと思うか?活動を続ける理由は何か?自分だったらどんな施設なら活動したいか?受け入れにあたって困っていることは何か?1人ひとりが自分の考えを整理するワークを行いました。グループ内で個々の考え方をシェアし、意見の似ているところや異なっているところを確認する作業を行いました。
●ミニ講座
次は石井さんのミニ講義を聞く時間。ボランティア活動ってそもそも何か?ボランティアの魅力は何か?コーディネーターとしてボランティアとどのように関わっていくことがよいのか、ということを実体験も織り交ぜながらお話しいただきました。中でも、コーディネーターとボランティアが適度な距離感を保つことが、良好な関係につながることについて説明があり、自発性を応援することが役割で、ボランティアさんのことや受け入れの現場の両方を十分に理解し、お互いのチカラを上手に引き出すことを意識することが重要であるとのことでした。
●ロールプレイ
実際に、ボランティア役とコーディネーター役に分かれて、ロールプレイを行いました。それぞれの立場を疑似体験し、その時の気持ち、どんな言葉かけが嬉しかったか、しっくりきたか、逆に困ったかなどについてグループ内で情報交換しました。
●ボランティア受け入れマニュアルの作成
いよいよ大詰め、グループごとに受け入れマニュアルを作成するワークを行いました。高校生、高齢者、社会人の対象をグループでくじ引きし対象を決め、どんな受け入れマニュアルがあったらよいか、話合いました。施設内職員向けのマニュアル、対象者向けの説明マニュアル、写真があって活動をイメージしやすいものなど、それぞれ「対象者」の立場になって意識されたマニュアルができており、全体でシェアしました。
●参加者の声
参加者アンケートには、「すごく分かりやすかったです。」「今回はボランティアを受け入れる側としての理解が深まった。」「ロールプレイとワークシートでとても当事者性が湧きました。」など、満足度の高さが伺えるような内容が記載されていました。
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一般社団法人生き方のデザイン研究所
代表理事☆コーディネーター 遠山 昌子 E-Mail:syoko.t.ikikatano@ark.ocn.ne.jp